アップグレードするパッケージの選択

 自分でアップグレードするパッケージを選択するようにした場合、この画面で、どのパッケージをアップグレードするか選択することができます(Figure A-3を参照)。

 画面の左側に、パッケージグループの一覧を含むディレクトリが表示されます。この一覧を展開(たとえばApplicationsというパッケージグループをダブルクリック)してから、ディレクトリを1つダブルクリックすると、インストール可能なパッケージの一覧が右側に表示されます。

 個々のパッケージを選択するには、パッケージ名の左にあるチェックボックスをダブルクリックします。選択したパッケージにはチェックマークが表示されます。

 各パッケージの情報を見るには、パッケージ名をクリックしてください。パッケージの情報が、画面下部に表示されます。

 また、特定のグループの一覧に表示されているパッケージを一度に選択したり、選択を解除したりすることもできます。それぞれ、[Select all in group]か[Unselect all in group]ボタンをクリックします。

 パッケージの中には、選択も選択解除もできないものがあります(カーネルやある種のライブラリなど)。これらのRed Hat Linuxのシステムに必要な基本パッケージは、デフォルトで選択されています。

Figure A-3. 個別パッケージの選択

未解決の依存

 あるパッケージが、まだインストール選択をしていない別パッケージを必要とする場合、プログラムではそうした未解決の依存関係のリストが表示されるので、ここで解決することができます(Figure A-4を参照)。

[未解決の依存]画面は、選択したパッケージに必要な他のパッケージが選択されていない場合にのみ表示されます。足りないパッケージのリストの下に[依存を解決するパッケージをインストールする]チェックボックスがあり、デフォルトで選択された状態になっています。チェックしたままにしておくと、すべての必要なパッケージが、インストールするパッケージのリストに追加され、自動的にパッケージの依存関係が解決されます。

Figure A-4. 未解決の依存関係