マウスの設定

 ここでは、マウスの正確なタイプを選択します。正確に一致するものが見つからない場合は、互換性があると確信できるものを選択してください(Figure 4-3を参照)。

 マウスのインターフェイスを調べるには、マウスのケーブルが本体と接続している部分を調べます。マウスケーブルの終端にあるコネクタが四角ければ、それはシリアルマウスです。コネクタが丸ければPS/2マウスです。ラップトップコンピュータにRed Hat Linuxをインストールする場合、ほとんどのポインティングデバイスはPS/2互換になっています。

 システムと互換性のあるマウスがはっきりわからない場合は、Genericマウスの中から、マウスのボタン数とインターフェイスが合うものを選択してください。

Figure 4-3. マウスの設定

 PS/2マウスまたはバスマウスを使用している場合は、ポートとデバイスを選択する必要はありません。シリアルマウスを使用している場合は、シリアルマウスの接続先の正確なポートとデバイスを選択する必要があります。

[3ボタンマウスのエミュレーションを設定する]チェックボックスを使用すれば、2ボタンマウスを3ボタンマウスのようにして使用することができます。一般に、3ボタンマウスを使用する場合、X Window Systemがより使いやすくなります。このチェックボックスを選択した場合、両方のマウスボタンを同時に押すことによって、3番目のボタン(中央ボタン)をエミュレートすることができます。

Tipヒント
 

 Red Hat Linuxインストール後にマウスの設定を変更するためには、rootになり、シェルのプロンプトから/usr/sbin/mouseconfigコマンドを使います。

 また、左利きの方のために、マウスボタンの順序を変更することができます。変更するには、Red Hat Linuxシステムを起動後、シェルプロンプトでgpm -B 321と入力します。